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自分そのもの

ずーっと、人目を気にして生きている。 お前はどうなんだ?と聞かれても、自分のことがわからない。口ごもってしまう。

誰かと比べて、得したとか損したとか、あの人もやっているから、とか、そんなんでずっと生きてる。 自分に自信なんてないよ。 自分のやりたいことなんてひとつもできやしない、成し遂げる力なんてありゃしない、そう思ってる。

誰かに引っ張られないと生きていけないんだ。どうしたらいいかわからないんだ。 自分で切り開くこと、自分の意志に責任を持つことを怖れているんだ。 いつも逃げ道を視界に入れていないと怖くて動けない。

卑屈だし、いつも負け犬の遠吠えばかりだし、こんなの嫌だ。 でも、これはこれで楽だし、その代償として卑屈な感覚を味わっていると考えれば、バランスは取れているようにも感じる。 嫌だからといって、嫌とかいうネガティブな気持ちじゃ自分を変えることはできないだろう。 自分はこれをやりたい、これのためならプライドなんて捨てられる、そういうもののためでなければ、力強く変わることなんてできないだろう。

もしかしたら、あるのかもしれない。見つけられるのかもしれない。 まだ気づいていないだけなのかもしれない。 今の視野はとても狭いのかもしれない。

もしくは、考えが極端なのかもしれない。 白か黒か。 抜本的に変わるか、クズのままか。 少しずつ変わっていくことなどありえない。

あー、これはあるかもな。 すぐ両極端に考える癖があるかも。ある。 少し光が差してきた感じがする。

完璧な人間なんていないし、完全にクズな人間もいない。 なにか良くないことをした人間だって、すべてが悪に染まっているわけでもない。 わかっていても、自分には完璧を求めてしまって… 些細なことでも、自分が落伍者に見えてしまって。

もう少しだけ、緩やかに生きたい。