電車にだまされ

新幹線に乗っていたら、途中駅で長めに止まっていると思ったら横を別の列車がすり抜けていった。

なんだよ。もっと速い電車があったのかよ。 突発的にいらっとした。

JR

まずJRにいらっとした。 こういうことは前にもあった。 新幹線には、急行とか特急とかわかりやすい種別がないので、どれが早く着くのかさっぱりわからない。

まあでも調べ切れていなかった自分が悪い…

乗換案内

いやまてよ。乗換案内、それも加味したサジェスチョンをしたか?

次の怒りの矛先は乗換案内。 もっと速い電車があるって言ってなかったよ…

自分

とまで考えて、結局自分に返ってきた。

乗換案内の情報を信じたのは自分だし、時刻表の情報を見て詳細を詰めることもしなかった。 だから何も言えねえ。

昔は分厚い時刻表と格闘しながら自分で調べていたんだよな。 そう思うと、自分のとった行動、そして、感じた怒りのいかに浅はかなことか。

テクノロジーがなんでもやってくれるようになって、それを受け入れる主体が自分であることを忘れてしまいそうになった。 テクノロジーに使われるのではなく、賢く使わねば。

結局

時刻表を調べなおしたら、自分の乗っている電車より速い便はなかった。 乗換案内は正しかった。無駄に怒りをあらわにして損だった。 抜いていったあの電車は何者だ…回送か、それとも別の方面に向かう便か。