マンガでわかる! 幼稚園児でもできた!! タスク管理超入門

GTDをマンガで説明した本。

ある事柄ひとつについて、4ページ程度の短いマンガで説明している。 一度にひとつ、という感じでかなりわかりやすい。

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GTDの大まかな枠組みは序盤30%くらいで説明されている。 たとえが的確でわかりやすい。 処理だの整理だの、2分で出来ることはやるだのはここで説明している。

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そのあとの20%で具体的な実践方法と、GTDのより詳細についての説明。 当時のイマドキツールを紹介しているため、ちょっと鮮度下がっている感ある。 コンテキストの話もここで。コンテキストって苦手なんだよなぁ。細かすぎて、自分が機械になったかのように思えてくる。 あれ、いや待てよ。1日を2時間ごとに区切ってコンテキストにするっていうのは良いかもしれない。 1日って本当に短いから。仕事をしてても休日でもほんとうによく感じる。 2時間の枠組みで1日を設計するという感覚はいいね。

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それ以降は、GTDを成功させやすくする意識の持ち方、かな。 見える化とかリマインダーとか。

あっ、レビューの話はかなり最後のほうに出てきた。 レビューっておっくうなんだよね。 だから最初からレビューの話をするんじゃなくて、 まずは回せる感覚を感じてから、というか回しているとこれ見直し必要じゃね?って気づくようなタイミングでレビューの話をするような感じか。 確かにそのほうが理解しやすいと思う。

最後のほうに7つの習慣の時間管理マトリクス(第n領域)についての話がある。 これは驚き。しかも7つの習慣の紹介もあり、好感触。

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あとがきも良いね。まえがきに書いていいくらい。自身の経験に基づいた説明には一定の説得力がある。 GTDの基礎が分かる、良い本だと思います。

創始者のアレン氏は…事細かに言葉で説明しようとするから…結構高尚でついて行きにくくなっちゃうところもあるから。 GTDの予習がてらに読む本としてはかなり良いと思います。